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【大工・職人の世界】図面が“暮らし”に変わる瞬間。吉武工務店の自社大工に聞いた本音トーク

オフィスリノベーション , 古民家再生 , 木造建築の技術 , 現場仕事の一日 , 自社大工体制

2026.06.01

吉武工務店の大工は、どんな現場で何をしているのか

「町の工務店」と聞くと、戸建てや小さなリフォームを想像しがちですが、吉武工務店の現場はもう少し幅が広いのが特徴です。
東大阪周辺の住まいの修繕はもちろん、
・中小企業のオフィスリノベーション
・工場・倉庫の改修
・奈良・御杖村での古民家再生
といった“オンリーワン案件”も多く手掛けています。
図面通りにただ造るのではなく、「ここで人がどう過ごすか」をイメージしながら、木を刻み、組み、仕上げていくのが吉武の大工の仕事です。

自社大工の1日:段取り八分、作業二分という働き方

ある大工の1日は、朝の現場ミーティングから始まります。図面とその日の工程を確認し、材料・道具をそろえ、危険ポイントを共有。「段取り八分、作業二分」という言葉通り、準備に時間をかけるのが吉武流です。
午前は構造・造作など集中が要る作業、午後は仕上げや調整、施主様との打ち合わせに時間を使うこともあります。終業前には掃除と翌日の段取り。小さな修理の日もあれば、数ヶ月かけるオフィス改修の日もあり、同じ日は一つとしてありません。

使う道具と技術:木造と古民家ならではの“手仕事”

現場ではインパクトドライバーや丸ノコなどの電動工具に加え、ノミ・カンナ・墨壺といった昔ながらの手道具も活躍します。特に木造と古民家再生では、既存の柱や梁を読み、わずかな「くるい」を手仕事で調整する場面が多くなります。
吉武工務店では、自社の棟梁からこうした技術を直接学べるのが大きな特徴です。教科書どおりにいかない“生きた木”を扱うからこそ、現場で身体で覚える技術が、若手の大きな財産になっていきます。

「きつい?稼げる?将来性は?」大工の本音とキャリアパス

体力仕事であることは事実で、夏の屋根上や冬の古民家は楽ではありません。ただし、吉武の大工は「きつさより、形になっていく面白さが勝つ」と口をそろえます。
収入面では、経験・技量に応じて段階的に上がっていくイメージです。現場を任されるようになると、責任とともにやりがいも増していきます。
最近は、
・自社大工として現場をリードする
・古民家再生に軸足を置く
・オフィスリノベのディレクションを担う
など、得意分野を伸ばすキャリアパスも見え始めています。

吉武ならではの“オンリーワン案件”とやりがいの瞬間

印象的なのが、Yoshitake村御杖での古民家再生です。築年数の経った家を、企業の保養所兼モデルハウスとしてよみがえらせるプロジェクトは、「大変だけど、その分おもしろい」と大工たちが語る現場です。
完成後、実際に宿泊したお客様から「木の匂いが落ち着く」「前よりずっと暖かい」と声をかけられることも多く、図面だったものが“暮らし”に変わったことを実感する瞬間です。
「ありがとう」「ここにしてよかった」と直接言ってもらえる距離感は、吉武工務店の大工ならではのやりがいと言えます。

未経験・異業種から大工を目指す人へのステップ

建築業界の経験がなくても、大工の道を目指すことは十分可能です。
まずは、
・工具の名前と使い方を覚える
・現場での安全ルールを身につける
といった基礎からスタートします。
吉武工務店では、自社大工のもとで実際の現場に入りながら学べるため、「見て・触れて・やってみて」覚えるスタイルです。
最初は材料運びや掃除などのサポートが中心ですが、少しずつ墨付けや簡単な造作を任されるようになり、自分の手でつくったものが現場に残っていく感覚を味わえるようになります。

大工という仕事で手に入るもの

大工の仕事は、身体を使う分だけ健康管理も必要です。しかし、その先にあるのは「自分の手で形をつくる誇り」です。
木造住宅、オフィス、古民家──関わった空間は10年、20年と人の暮らしや仕事を支えていきます。ふと通りかかったとき、「この梁、自分がかけたな」と思えるのは、図面だけでは味わえない実感です。
吉武工務店が大切にしているのは、「心を込めた建築を贈る」という姿勢。大工として成長したい人にとって、その思いに共感できるかどうかが、長く続けていけるかどうかの大きなポイントになっていきます。