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仕事のこと

オフィスリノベーション担当の仕事とは?中小企業の“働く場”を変える建築ディレクターの役割

オフィス改装 , コミュニケーション能力 , 中小企業支援 , 働き方改革 , 現場ディレクション

2026.07.08

建築ディレクターは「働き方をデザインする」仕事

吉武工務店のオフィスリノベーション担当は、図面どおりに工事を進めるだけの現場監督ではありません。東大阪の中小企業の経営者と向き合い、「これから会社をどうしていきたいか」「社員にどんな時間を過ごしてほしいか」といった想いを丁寧に引き出しながら、空間の使い方や動線、素材、照明計画までトータルで組み立てる役割です。建築の専門性に加え、経営目線や働き方への理解も求められる、いわば「働く場のプロデューサー」としてプロジェクトを牽引します。

1日の流れと関わる人たち

1日はメールチェックと現場・打合せスケジュールの整理から始まります。午前は経営者や担当者との打合せで、課題のヒアリングやレイアウト案の提案。午後は現場で職人と納まりの確認や、安全・品質チェックを行います。合間には見積作成や図面・パースの修正、資材の発注などPC作業も多く発生します。関わる相手は、社長・総務担当・設計スタッフ・自社大工・設備業者など多岐にわたり、状況に応じて説明の仕方や決め方を柔軟に変えていくことが重要になります。

案件の流れ① 初回打合せ〜設計・見積

最初の打合せでは、現在のオフィスの困りごと(手狭・コミュニケーション不足・来客対応など)と、今後の事業展開をヒアリングします。雑談を通じて会社の文化や雰囲気も把握し、「どんなオフィスがその会社らしいか」をイメージするのが建築ディレクターの腕の見せどころです。その内容をもとに、ゾーニング案・レイアウト図・概算見積を作成し、予算とのバランスを調整。ここで工期や引越しスケジュールも大枠を固め、経営に負担の少ない進め方を一緒に組み立てていきます。

案件の流れ② 工事〜引き渡し〜アフターフォロー

工事が始まると、毎日または要所要所で現場を確認し、図面と実際の仕上がりが合っているか、工程が遅れていないかをチェックします。想定外の配管経路や既存建物の状況が判明した際には、その場で職人と代替案を検討し、コスト・工期・使い勝手を踏まえて判断します。引き渡し前には社内検査とお客様の確認を行い、使い方の説明も含めてお渡しします。その後も「扉の調子」「コンセント位置」など細かな相談に応じ、長く付き合えるパートナーとしてアフターフォローを続けます。

未経験でも目指せるポイントと求められる力

建築業界での実務経験がなくても、コミュニケーション力と段取り力があればスタートしやすい職種です。特に大切なのは、相手の話を引き出す質問力、決まっていないことを整理する要約力、約束したことを確実に守る信頼感です。PCスキルとしては、Excelやメール、オンライン会議ツールに加え、図面やレイアウトを読む力があると仕事がスムーズに進みます。建築の専門知識は入社後に学ぶことも可能ですが、「人と空間に興味があるかどうか」が長く続けるうえでの大きなポイントになります。

応募前にやっておきたい3つの準備

建築ディレクターを目指すうえで、次の3つの準備が役立ちます。
1. 好きなオフィスやカフェ、古民家など「心地よいと感じた空間」の写真やメモを集め、自分なりの理由を言語化しておく。
2. Excelで簡単な工程表やToDoリストを作り、タスク管理の練習をしておく。
3. 経営や働き方に関する本・記事を読み、「なぜオフィスを変えると組織が変わるのか」を自分なりに考えてみる。
これらを通じて、面接や現場で“空間と働き方をつなげて語れる人”に近づいていきます。