リビングのような本社オフィスを歩いてみる
東大阪市池島町にある吉武工務店の本社は、いわゆる「事務所らしさ」をぐっと抑えた空間です。扉を開けるとまず感じるのは、木の香りとやわらかな照明。ソファとローテーブルを中心に、図面が広げやすい大きめのテーブル、打ち合わせと雑談が自然に混ざる「居間」のようなレイアウトになっています。
採用担当いわく「リビングでくつろぐように、仕事やアイデアの話ができる場所にしたかった」とのこと。コピー機や棚は視線の端に控えめに配置され、来社したお客様も社員も、まずは“くつろぐ”感覚で過ごせるのが印象的です。
“オレンジ色の社風”を生むコミュニケーションの工夫
少人数組織の吉武工務店では、毎日のちょっとした会話が仕事の質やチームワークを左右します。オフィス中央のテーブルは、朝礼、設計の相談、現場の振り返り、雑談まで、すべてが交差する「ハブ」の役割を持っています。
若手社員が先輩に図面を見てもらうときも、堅苦しい会議ではなく、コーヒー片手の対話が基本。「困りごとがあったら、いったんここで話そう」が合言葉になっており、情報共有が自然に進む仕組みです。こうした日常のやり取りが、「オレンジ色」の温かい社風を形づくっています。
古民家保養所「Yoshitake村御杖」で体感する木造の魅力
奈良県御杖村にある「Yoshitake村御杖」は、企業保養所であり、モデルハウスであり、セミナールームでもある古民家施設です。太い梁が見える吹き抜け、囲炉裏や土間の名残、障子越しのやわらかな光など、木造建築の味わいをそのまま生かしています。
ここでは、宿泊しながら「木と暮らす感覚」を体験できます。実際の滞在を通して、断熱改修や耐震補強の工夫、古い素材と新しい設備のバランスなど、パンフレットでは伝わりにくい要素を肌で感じられるのが特徴です。
「遊ぼう」「楽しもう」を形にする場づくりと学び方
Yoshitake村御杖は、単なるリフレッシュの場にとどまりません。
・新入社員向けのOJT研修を兼ねた合宿
・大工棟梁による実物を用いた勉強会
・経営方針や新しい事業アイデアを語り合う合宿ミーティング
といった活動に使われています。
夜は囲炉裏を囲んで、仕事の話だけでなく、プライベートの夢やチャレンジしたいことを語り合う時間も。代表の「生涯、チャレンジャー」という言葉が、こうした場を通じて若手にも共有され、「遊ぼう」「楽しもう」と言い合える文化につながっています。
職場見学でチェックしたいポイントと相性の見極め方
本社オフィスやYoshitake村御杖を見学する際は、次のような点を意識すると、自分との相性が判断しやすくなります。
・働く環境:木造の温かみや「リビングのような」開放感に落ち着きを感じるか
・価値観:お客様と一緒に空間をつくる姿勢、地域への貢献に共感できるか
・距離感:少人数ならではの近さや、世代を超えた対話を心地よく感じるか
図面や仕上がりだけでなく、「ここで過ごす自分の姿」がイメージできるかどうかが、次の一歩を考えるうえで大切な観点になるでしょう。