奈良・御杖村の古民家で体感する「リビングのようなオフィス」
奈良県宇陀郡御杖村にある「Yoshitake村御杖」は、吉武工務店が手がけた古民家再生プロジェクトです。企業保養所・モデルハウス・セミナールームの3つの顔を持ち、「リビングのようにくつろぎつつ創造できる場」をコンセプトに設計されています。
梁や柱などの構造材を生かしつつ、断熱・耐震・動線を現代仕様へアップデート。木の香りとやわらかな採光、オレンジ色の照明が調和した空間は、「仕事」と「暮らし」の境界を心地よく溶かし、訪れる人に“こういう職場で働きたい”という実感をもたらします。
古民家モデルハウス×保養所×セミナールームの3つの顔
Yoshitake村御杖は、一つの古民家を多用途に再生している点が特徴です。
主な使い方は次の3つです。
・企業の保養所として、社員や家族が滞在できる場
・木造リノベーションのモデルハウスとして、住宅・オフィスの見学施設
・小規模セミナーや合宿に対応するセミナールーム
キッチンやリビング、ワークテーブル、くつろげる畳スペースなど、住居とオフィス機能をゆるやかに混在させることで、「暮らしの延長線上にある働く場」を具体的にイメージできる構成になっています。
吉武工務店の空間づくり思想:木造と“オレンジ色の社風”
吉武工務店は、東大阪を拠点に木造建築・リフォーム・オフィスリノベーションを手がける工務店です。自社大工棟梁による自社施工にこだわり、木材の表情を生かした「長く付き合える空間づくり」を重視しています。
ロゴに込めた「リビングに笑顔が絶えないオレンジ色の光」というイメージは、社風そのもの。ギスギスしない、遊び心と温かさのある組織をめざし、オフィスや保養所もその価値観を体現する“モデル”として整備しています。Yoshitake村御杖は、そうした思想をそのまま形にした実験場と言えます。
地域・空き家活用への貢献と“関係人口”を増やす試み
御杖村は自然豊かな一方で、空き家や人口減少といった課題を抱える地域です。吉武工務店は古民家再生を通じて、単なる宿泊施設ではなく「人が訪れ、地域と関わるきっかけ」をつくることを目指しています。
・空き家を壊さず資源として再活用
・企業研修やワーケーションで都市部の人が御杖村に滞在
・地元の飲食店や温泉との回遊で地域経済に波及
会社全体の売上から見れば1割の挑戦ですが、中長期的にはブランド価値向上や新しい仕事の機会、地域との信頼関係を育む重要なプロジェクトとして位置づけています。
自社オフィスにもつながる「働く×くつろぐ」空間設計
Yoshitake村御杖での実験は、東大阪の自社オフィスづくりにも直結しています。
・リビングのように靴を脱いでくつろげるスペース
・大きなテーブルを囲んで自由に議論できるレイアウト
・木の質感と観葉植物で緊張を和らげるインテリア
こうした要素を盛り込み、「パフォーマンスが最大化される職場」を自ら設計・運用。その実例をもとに、クライアント企業のオフィスリノベーション提案に活かしています。単なるデザイン提案ではなく、“自分たちが実際に使っている空間”として説得力がある点が大きな特徴です。
見学やイベントでの“ライトな関わり方”と過ごし方のイメージ
Yoshitake村御杖は、企業研修や勉強会、見学会などを通じて、吉武工務店と“ライトに関わる”入口にもなっています。
たとえば、こんな過ごし方が可能です。
・小規模な経営者勉強会やチーム合宿での貸切利用
・オフィスリノベや古民家活用に関心のある企業の視察
・地域イベントやワークショップへの参加
空間を体験しながら、「自社の働く場をどう変えたいか」「地方や古民家とどんな関わり方ができるか」を考える時間として活用されており、必ずしも大きな投資や長期滞在を前提としない、柔らかな接点づくりが意識されています。
応募前にYoshitake村御杖でチェックしてほしい5つのポイント
吉武工務店に興味を持つ方には、応募前に一度Yoshitake村御杖を訪れ、「会社のリアル」を感じてみることを勧めています。チェックしたいポイントは次の5つです。
1. 木造空間や古民家の雰囲気が自分の感性に合うか
2. リビングのようなオフィス観に共感できるか
3.代表やスタッフの距離感・コミュニケーションの仕方
4. 地域との関わり方や社会貢献へのスタンス
5. 小さな組織だからこそ生まれる裁量と責任の重さ
空間・人・地域をセットで体感することで、自分の働き方や将来像とフィットするかどうかを、より具体的に描きやすくなります。