「9名のチーム」だからこそ見える景色
登場するのは、現場大工、設計、不動産事業部「じょうしょう不動産」のメンバーたち。共通しているのは「お客様の喜ぶ顔が一番のやりがい」という価値観です。吉武工務店は東大阪を拠点に、オフィス改修から古民家再生まで幅広く手掛けていますが、社員数は9名とコンパクト。その分、誰もがプロジェクトの全体像を把握し、職種をまたいだ連携が日常的に行われています。「自分の仕事がどこで活きているかが見えやすい」「責任もあるけど、達成感も大きい」と語るメンバーの表情は明るく、温かな“オレンジ色”の社風そのものです。
入社のきっかけと「ここで続けたい」と思えた瞬間
入社理由で多いのは、「木造や古民家が好き」「小さな会社で裁量を持って働きたい」という声。面接で社長と直接じっくり話し、「夢の空間づくりを一緒にやろう」という言葉に惹かれたメンバーもいます。入社後に印象に残ったのは、東大阪の中小企業のオフィス改修や、奈良・御杖村での古民家プロジェクト。「お客さまが完成した空間を見て、涙ぐみながら『ここでまた頑張れる』と言ってくれた時、ここで続けたいと強く思った」と話す社員も。仕事の“大きさ”より、相手にとっての“意味の大きさ”を実感できる環境です。
東大阪のオフィス改修と古民家再生、心に残るエピソード
東大阪の製造業オフィスでは、「ただキレイにする」のではなく、打ち合わせスペースと作業エリアを“リビングのように”つなぐプランを提案。社員同士の会話が増え、「会議が前向きになった」と喜ばれました。一方、御杖村の古民家再生では、長年空き家だった家に再び灯りをともすプロジェクトに挑戦。「梁一本まで由来を調べて残した」「地域の方から昔話を聞きながら設計を練った」など、工務店の技術と不動産の目線を掛け合わせた取り組みが特徴です。単なる建築工事ではなく、「地域の記憶をつなぐ仕事」として語られています。
「2番手ではなく1番手」で価値を発揮するために
座談会でよく出たキーワードが、「吉武工務店にしかできないことをやろう」という姿勢。たとえば、・既製品ではなく、造作家具や木の使い方で空間にストーリーを持たせる・オフィスでも住まいでも、「ここで何を叶えたいか」から逆算する・古民家なら、解体して建て替えるのではなく、活かしながら現代仕様にアップデートするといった発想です。大工棟梁、設計、不動産担当が早い段階から一緒に検討することで、「価格勝負ではなく、価値勝負」の提案ができる点を、メンバーはやりがいとして挙げています。
小さな会社ならではの裁量とスピード感
吉武工務店では、若手でも「任される」場面が多くあります。現場大工は、お客様との打ち合わせに同席し、自分の提案がそのまま採用されることも少なくありません。不動産事業部では、物件の仕入れから活用方法の企画、販売・賃貸戦略まで一気通貫で関われます。「SNSで見つけたアイデアをそのまま社長に投げて、翌週にはモデルスペースで試していた」「古民家で新しいイベントを提案したら、すぐにスケジュールが決まった」など、意思決定の速さも特徴です。
未経験・異業種から一人前になるステップ
座談会では、「どういうステップで成長しているか」も話題に。未経験から大工・現場監督・不動産担当を目指す場合、1.まずは現場での補助作業や先輩同行で“リアル”を知る2. 並行して、資格取得(宅建、施工管理技士など)やCAD操作を学ぶ3. 小規模案件の一部を任され、先輩のチェックを受けながら経験を積むという流れが一般的です。「資格よりも先に、現場を好きになること」「分からないことを素直に聞けるか」が大切だと、メンバーは口をそろえます。少人数だからこそ、個々の成長スピードに合わせて任せ方を調整している点も特徴です。
応募前からできる学び方と現場で評価される準備
建築や不動産の経験がなくても、事前にできることは多くあります。社員が勧めていたのは、・SNSやYouTubeで、大工・リノベーション・古民家再生のチャンネルを継続的に見る・カフェやゲストハウスとして再生された古民家を訪れ、「どこが残され、どこが新しくなっているか」を観察する・近所のオフィスや店舗の内装を見て、「自分ならどう変えるか」をメモする習慣をつくるといったことです。「知識の量より、空間を見る“目”を養っている人は現場で伸びやすい」とのこと。こうした小さな積み重ねが、吉武工務店の“オンリーワンな空間づくり”に共感し、自分のキャリアを重ねやすくする土台になります。