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【家具業界まるわかり】大量生産とは全然ちがう?“受注生産・自社一貫製造”のリアルな働き方

カスタムオーダー , 受注生産 , 家具業界の働き方 , 職人のやりがい , 自社一貫生産

2026.04.17

家具業界=ブラック?そのイメージ、どこから来る?

家具業界が「きつい・汚い・危ない」と言われがちなのは、主に大量生産型の工場イメージから来ています。大人数で同じ工程をひたすら繰り返し、納期に追われて残業続き…という話もゼロではありません。ただ、家具といっても業態はさまざま。大量生産メーカーと、受注生産・自社一貫型ブランドでは、仕事の進め方も、関わる人も、やりがいのポイントも大きく変わります。まずは「どのタイプの会社なのか」を切り分けて見ることが、業界研究の最初のステップになります。

大量生産メーカーの働き方の特徴

大量生産メーカーでは、効率とスピードが最優先です。ライン作業が中心で、「1日◯脚生産」といった数値目標に沿って同じ工程を繰り返すことが多くなります。職種も細かく分業され、木工・張り・検品などが別工場というケースもあります。最新設備の導入が進んでいる一方で、一人ひとりの裁量よりも「マニュアル通りに正確にこなす力」が重視されがちです。モノづくりの全体像よりも、「一部の工程を極めたい人」に向いている働き方と言えます。

受注生産&自社一貫型ブランドのリアル(SWITCHの例)

株式会社カナタ製作所の家具ブランド「SWITCH」は、木材・生地選びから製造、販売、アフターメンテナンスまでを自社で行うスタイルです。大量生産ではなく受注生産が基本のため、「どんな暮らしのどんな場所で使われるか」を意識しながら、一点ずつつくり込んでいきます。ラフなホワイトオーク材やウォールナット材、児島デニムや倉敷帆布など素材選びにもこだわり、節やひび割れなど“個性”を活かした加工が特徴です。職人が時間と手間を惜しまず向き合うぶん、完成したときの達成感も大きくなります。

職人・デザイナー・営業が近いからできるカスタム事例

自社一貫型の強みは、「こんなことできますか?」という声に柔軟に応えられることです。SWITCHでは、ソファの座り心地を左右で変える、チェアにキャスターを付ける、顧客の手描きイラストを家具として形にするといったカスタムにも対応しています。社内で職人・デザイナー・営業が日常的にコミュニケーションを取り、図面や試作を重ねながら仕様を詰めていきます。「作り手」と「売り手」が分断されにくいので、自分の仕事がお客様の喜びにどうつながったかを実感しやすい環境です。

「実直なものづくり」現場で働くということ

カナタ製作所が大切にしているのは、流行よりも「自分たちが本当に良いと思える家具を実直につくる」姿勢です。特殊な伝統工芸ではなくても、コツコツ続ければ身につく技術が中心で、派手さよりも地道さが評価されます。また、材料がそろう工場の中で「どう作るか」だけでなく、「どう見せて、どう売るか」まで考える文化があります。SNSやイベントでの発信にも力を入れつつ、まだ整備途中の部分を自覚しながら、現場から改善していく空気感があるのも特徴です。

工場見学で見るべきポイント

応募前に工場見学ができるなら、次のような点をチェックしてみてください。・どこまでの工程を自社で行っているか(木工、塗装、張り、組立、検品など)・現場の人の表情や声のトーン(ピリピリか、淡々か、ほどよく会話があるか)・一人が担当する作業の幅(単一工程か、多能工か)・素材のストックや工具の扱い方(大切にされているか)・完成品と不良品の扱い(理由をきちんと説明してもらえるか)目で見える雰囲気は、その会社と相性を図る大きな材料になります。

面接で聞きたい「どこまで自社で作っていますか?」質問リスト

面接では、次のような質問で「自社一貫度」と働き方を具体的にイメージしてみてください。・製造工程のうち、外注している部分はどこですか?・受注生産と在庫生産の比率はどれくらいですか?・職人と営業・デザイナーが関わるタイミングは?・カスタムオーダーの事例と、そのときの社内の動きは?・入社したら、最初の1年でどの工程を経験できますか?こうした質問を通じて、「大量生産型」と「受注生産&自社一貫型」のどちらが自分に合うか、具体的に見極めていくことが大切です。