創業97年目、小さなメーカーが目指す「次の100年」
1927年、大阪・富田林で籐家具から始まったカナタ製作所は、現在「SWITCH」というオリジナル家具ブランドを展開し、創業97年目を走っています。従業員は数十名規模と決して大きくはありませんが、受注から製造、張り加工、出荷まで、ほぼすべてを自社で完結。大量生産には向かわず、「自分たちが本当に良いと思える家具」を軸に、100年企業の次のフェーズをどうつくるかに本気で向き合っている段階です。
数字で見るSWITCHのものづくり
イメージとしては、
・受注生産比率:ほぼ100%(在庫販売はごく一部)
・職人+製造スタッフ:20〜30名規模
・年あたりのカスタムオーダー対応:数百件レベル
といった「小さくも濃い」現場です。生地は児島デニムや倉敷帆布、レザー、木材はホワイトオークやウォールナットなどを厳選。節やひび割れも「味」として残しながら、1点ずつ手作業で仕上げています。スピードより、手間と時間をかけた確かな質感を優先しています。
リピーターとSNSが育てる「知る人ぞ知る」からの脱皮
SWITCHの特徴的な数字として、リピーター比率の高さがあります。目安として、
・2回以上購入のお客様:全体の3〜4割
・修理・張り替え依頼:年間で数百件
と、「買って終わり」ではない関係が続いています。また、SNS経由のお問い合わせも年々増加し、全体の問い合わせの2〜3割を占めるイメージです。まだ大きな知名度はありませんが、口コミとSNSで少しずつファンが広がっている「成長途中のブランド」と捉えてください。
なぜ今、発信と組織づくりに投資しているのか
ものづくりの土台には自信がある一方で、「知られていない」という課題がはっきりしています。SNS、イベント、展示会などへの投資を増やしているのは、
・感性の合うお客様に、きちんと届いていない
・現場の技術やストーリーが、数字やビジュアルで伝わりきれていない
というギャップを埋めるためです。同時に、社内の整理整頓や情報共有など、組織づくりも強化中。作る人・売る人・発信する人がフラットに意見を出し合える体制を、実務ベースで整えている段階です。
SWITCHで一緒に挑戦したい人のチェックリスト
こんな価値観にピンと来る方とは、一緒に面白い仕事ができそうです。
・「流行っているから」より「自分が良いと思えるか」を大事にしたい
・手を動かしながら、どう見せるか・どう売るかも考えたい
・完璧に整った組織より、「これから整えていく過程」を楽しめる
・大量生産ではない、実直なものづくりに関わりたい
・家具やインテリアが好きで、細部の質感にこだわりたい
職人志望だけでなく、デザインやマーケティング視点を持つ方にも、活躍の余地があります。
カジュアル面談で聞いてほしいこと・伝えてほしいこと
事前の「情報の行き違い」を減らすために、カジュアル面談ではぜひ、
・実際の1日の仕事の流れ
・受注生産ならではの大変さ・おもしろさ
・SNSやイベントで今後やりたいこと
など率直に聞いてください。そのうえで、ポートフォリオやSNSでは、
・やってきたことの「量」より、「なぜそう作ったか」の背景
・家具に限らず、好きなプロダクトやブランド
を自分の言葉で見せてもらえると、お互いのイメージを合わせやすくなります。「まずは話を聞きに行く」くらいの温度感で、SWITCHの今とこれからを覗いてみてください。