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【100年ブランドの裏側】カナタ製作所SWITCHが「大量生産しない」理由と、それがあなたの働き方にもたらす価値

受注生産 , 国産家具ブランド , 素材へのこだわり , 職人キャリア , 自社一貫製造

2026.06.12

戦闘機の椅子からSWITCHへ――約100年のものづくりの軌跡

昭和2年、大阪・富田林で籐家具製作から始まったカナタ製作所は、戦闘機の椅子など特殊な製品も手がけてきた歴史を持ちます。高度な強度と精度が求められる仕事を通じて、「人が安心して身を預けられる椅子」を追求してきました。その積み重ねが、現在のオリジナル家具ブランド「SWITCH(スウィッチ)」につながっています。単に受注に応じて作る下請けから、「自分たちが本当に良いと思える家具を自ら企画し、直接届けるメーカー」への転換こそが、100年近い歩みの核心です。

あえて大量生産しない――受注生産と自社一貫製造の意味

SWITCHは、スピード優先の大量生産ではなく、受注生産と自社一貫製造を貫いています。図面設計、木工、張り、仕上げまでを社内で完結させることで、細かな仕様変更や修理にも柔軟に対応できるからです。座り心地の硬さを左右で変える、チェアにキャスターを追加するなど、ユーザーの暮らしに合わせたカスタムがしやすいのもこの体制ならでは。流行や価格競争を追わず、「時間をかけてでも、自分たちが良いと思えるものを届ける」ことを優先するための選択です。

児島デニムとホワイトオーク――素材に宿るSWITCHの哲学

SWITCHの家具は、素材選びから価値観がはっきり表れています。味わい深くエイジングを楽しめる児島デニムやオイルレザー、倉敷帆布といった生地を採用。木部にはラフなホワイトオーク材やウォールナット材を用い、節やひび割れなど「本来なら隠されがちな個性」もあえて残します。完璧に均一な表情ではなく、一点一点の違いを魅力として生かす姿勢です。職人が手作業で仕上げることで、素材の表情と使い手の生活が時間とともに馴染んでいくよう設計されています。

職人志望のあなたにとっての「実直なものづくり」というキャリア

SWITCHの現場で求められるのは、特別な芸術的センスよりも、実直に技術を積み上げる姿勢です。受注生産のため、一脚ごとに仕様や素材が少しずつ異なり、作業は単純なライン仕事にはなりません。木工・張り・仕上げなどの工程を通して「自分の手で最初から最後まで責任を持つ」感覚を養えます。
向いているのは、
・流行よりも「長く使われるもの」に価値を感じる人
・細かな精度や仕上がりにこだわれる人
・お客様の暮らしを想像しながら手を動かせる人
といったタイプです。

企画・デザイン志望がSWITCHで描ける実践的なキャリア

SWITCHの特徴は、企画・デザインが「図面を描いて終わり」ではない点です。社長・専務発のアイデアから試作を重ね、工場と行き来しながら仕様を調整していきます。材料の制約や生産性、座り心地など、現場のリアルを踏まえたデザイン力が求められる環境です。
・トレンドより「ブランドらしさ」を軸に考えたい
・売り場やSNSでの見せ方まで含めて発想したい
・作り手と対話しながら形にしていきたい
といった志向の人にとって、ものづくりとマーケティングの両輪を学べるフィールドになります。

応募前に確認したいポイントと、面接で伝えたい価値観

応募を検討する際には、次の点を自分なりに整理しておくとミスマッチを減らせます。
・大量生産・効率化中心の現場より「手間をかける現場」を選びたいか
・SNSやイベントなど、発信にも関わりたいかどうか
・完璧な整備された組織より、「整えながら成長する段階」に面白さを感じるか
面接では、
・「自分が長く使いたいと思える家具」への具体的なイメージ
・手間や時間をかけて取り組んだ経験
・SWITCHの製品や世界観のどこに共感したか
を、自分の言葉で話せると、ブランドとの価値観の近さが伝わりやすくなります。