午前10時、大阪・富田林本社工場へ――SWITCHの1日はここから
ツアーは大阪・富田林の本社工場集合からスタート。まずは約100年続くカナタ製作所の歴史と、「大量生産ではなく、自分たちが本当に良いと思う家具だけをつくる」というブランドの考え方を、代表やスタッフから聞きます。
続いて工場全体をざっと見渡し、「木工エリア」「張り加工エリア」「仕上げ・検品エリア」といったゾーンを把握。音・匂い・温度感まで含めて、ものづくりの現場ならではの“空気”を体感してもらいます。
児島デニムとオイルレザー、ホワイトオークが家具になるまで
工場見学のメインは、素材が椅子・ソファへ変わっていくプロセスの追体験です。ラフなホワイトオーク材のカットや成形、節やひび割れを「個性」として残す加工を間近で見学。
隣では、児島デニムや倉敷帆布、オイルレザーを裁断し、縫製していく張り加工の様子を職人が解説します。「なぜこの生地を選ぶのか」「この厚みだと座り心地はどう変わるのか」など、素材選びのリアルな判断基準も聞けます。
職人へのミニインタビューで知る「実直なものづくり」の現場
見学の途中では、現場の職人に直接質問できるミニインタビュータイムを用意。
たとえば、
・1日の仕事の流れ
・難しかった製品や、印象に残っているカスタムオーダー
・技術よりも先に身につけてほしい姿勢や考え方
といったテーマを、作り手目線で率直に話してもらいます。
「スピードよりも丁寧さを優先する場面」「手作業にこだわる理由」など、パンフレットでは伝わりにくい価値観を知ることで、自分との相性もイメージしやすくなります。
午後は三鷹ショールームへ:お客様との対話から生まれるカスタム
後半は東京・三鷹の直営店「SWITCH MITAKA」へ移動し、完成した家具がどう提案され、選ばれていくのかを体験します。
スタッフとお客様の会話から、
・ソファの左右で硬さを変える
・チェアにキャスターをつける
・図面やイラストから別注製作する
といったカスタムオーダーがどのように生まれるかを見学。
「作り手」と「売り手」がどのように連携しているか、現場でのコミュニケーションもチェックポイントです。
見学でチェックしたい社内の雰囲気・道具・コミュニケーション
ツアー中は、家具そのものだけでなく、「ここで働くイメージ」がわくポイントを見るのがおすすめです。例えば、
・道具や材料がどれくらい丁寧に扱われているか
・先輩同士、先輩と若手の声かけの仕方
・お客様や取引先への説明の丁寧さ
・失敗ややり直しをどう共有しているか
といった細部には、会社の文化が濃く表れます。
整理整頓の度合いも含め、「今のリアル」と「これからどう変えていこうとしているか」をセットで見ると、イメージがより具体的になります。
見学当日に聞いておきたい“現場ならでは”の質問例
ツアーをより有意義にするために、あらかじめ質問を準備しておくと会話が深まります。例えば、
・新しい家具のアイデアは、どこから生まれることが多いですか?
・覚えるのが大変だった工程と、その乗り越え方は?
・実直なものづくりを続けるうえで、あえて妥協しないポイントは?
・SNSやイベントなど、現場の人が発信に関わる機会はありますか?
こうした質問を通じて、「求められる人材像」や「仕事の幅」、将来どんなスキルが身につくのかを具体的にイメージしやすくなります。
見学から次の一歩へ:自分なりの“スイッチ”を確認する
1日ツアーのゴールは、「ここで働く自分をイメージできるかどうか」を自分なりに確かめることです。
見学後は、
・印象に残った家具や工程
・共感した価値観、違和感を覚えたポイント
・自分の強みや興味が活かせそうだと感じた場面
などをメモに整理しておくと、今後の判断にも役立ちます。
SWITCHのものづくりが、自分の感性や仕事観とどこまで重なるのか。ツアーを、その“すり合わせ”の場として活用してみてください。