工場の空気を吸い込みながら発信する、SWITCHの広報
SWITCHの広報・マーケティングは、デスクだけに座っている仕事ではありません。大阪・富田林の工場や三鷹のショールームに足を運び、職人が一脚ずつ仕上げるソファやチェアのそばで発信のネタを探します。児島デニムやオイルレザー、ホワイトオークやウォールナットなど、素材に触りながら「なぜこの生地なのか」「この節やひび割れを残す理由は?」といった背景をヒアリング。その場で写真や動画を押さえつつ、Instagramやブログ、展示会の企画までを一気通貫で考えていくスタイルです。
ある1日の流れ:現場取材からSNS投稿まで
午前中は工場での取材・撮影。職人の作業工程を追いかけながら、座り心地を微調整するシーンや、張り替え修理の様子を記録します。午後はオフィスで、撮影データの整理と投稿案づくり。3〜4枚の写真で1つのストーリーになるように構成し、「どんなお客様に刺さるか」を意識してキャプションを作成します。同時に、オンラインショップの商品ページやブログの原稿にも落とし込み、必要に応じて直営店スタッフと内容をすり合わせます。
写真とストーリーズで「職人の目線」を伝える工夫
撮影では、完成品だけでなく「途中の顔」を必ず押さえます。
- 木材を選別する手元
- ステッチを入れる瞬間
- 張り替え前後のビフォー・アフター
といったカットを意識して撮影し、ストーリーズでは「どのくらいの時間がかかるのか」「どこが難しいポイントか」を短いテキストで補足。
フィード投稿は世界観を丁寧に、ストーリーズはラフにリアルタイム感を出すことで、「ちゃんと作っている会社なんだ」と伝わるバランスを意識しています。
来店や問い合わせにつながる導線設計
発信のゴールは「いいね」だけではありません。
- 投稿末尾で「三鷹ショールームで座り心地を体験できます」と明記
- ストーリーズから予約フォームやオンラインショップへのリンクを設置
- イベント出展前後で、事前告知→当日の様子→来場御礼の3ステップ投稿
といった導線を設計します。
直営店スタッフから「この投稿を見て来店した方がいた」と聞けると、どの切り口が響いたのかを分析し、次の企画に反映していきます。
イベント出展で見える「お客さまのリアルな反応」
展示会やポップアップイベントでは、ブースづくりから関わります。家具の並べ方や照明、POPのコピーまでを考え、「SWITCHらしさ」が伝わる空間をつくる役割です。当日は来場者の動線を観察し、「どの素材に触れているか」「どんな質問が多いか」をメモ。終了後はレポート記事を作成し、写真と一緒にお客さまの声やスタッフの気づきを整理します。ここで得た生の反応は、新商品の企画や次回出展の改善にもつながっていきます。
未経験でも準備できる「応募前にやっておきたいこと」
広報・マーケティングが未経験でも、事前にできることは多くあります。例えば、
- 自分のSNS運用を見直し、「伝えたい相手」を決めて発信してみる
- 好きな家具ブランドのInstagramやサイトを分析し、良いと思う理由を書き出す
- SWITCHの投稿を数十件チェックし、「新作ソファの特集企画」などの模擬企画書を作ってみる
といったトレーニングです。
ポイントは、「なんとなくいい」ではなく、「なぜそう感じるか」を言葉にしていくこと。その習慣が、入社後の企画立案にもそのまま活きてきます。